常磐植物化学研究所

常磐植物化学研究所

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研究開発

植物化学研究所

 研究開発部門の拠点となる植物化学研究所で日々行われている製品開発業務について、マーケティングから製品の機能性評価まで一連の流れをご紹介します。
日夜この現場から、新しい製品が生みだされています。

  1. step1:マーケティング
  2. step2:原料選定
  3. step3:ラボ試作
  4. step4:パイロット試作
  5. step5:本生産
  6. step6:バルク製品
  7. step7:機能性・安全性評価
  8. step8:研究用試験製品

マーケティング

製品開発は、まず第一に市場のニーズを調査することから始まります。
ターゲットとする市場は?既存市場があるのか。新たに市場を開拓するのか。
プロモーションをどのように行うのか。価格はどの程度が適切なのか。
適した植物資源があるのか。資源確保の見通しがたっているのか。特許関係はどうなっているか。
「あってよかった」と思われる製品を提案し続けるため、蓄積された研究成果や国内外の幅広いネットワークを駆使して、様々な視点からこれらの検証を行います。

原料選定

テーマが固まると同時に、原料植物の選定に入ります。
同じ植物でも産地や収穫時期によって活性成分の含量などに差があることが多く、製品の品質に大きく影響するため、厳密な調査・分析を十分に行ったうえで入手先を決定します。
全世界にわたるネットワークを駆使することでどんな原料でも入手できますし、実際に栽培地や自生地にも足を運び、調査を行います。必要に応じて、目的の成分を目的のバランスで含むように種の選別や栽培条件の検討を行うこともあります。
原料の質は我々の製品にとって非常に重要であるため、その品質の判定には各種分析機器による指標成分の定量分析だけでなくDNA解析の手法も用います。
安全で安心、信頼される製品をご提供するために、自分たちの手で、目で認めた原料だけを厳選して使用する、というこだわりがあるのです。

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ラボ試作

長年にわたり培ってきた抽出・精製のノウハウを駆使し、原料植物から最も効率よく目的成分を取り出す製造方法を開発します。弊社工場では、水だけでなくアルコールをはじめとする各種溶剤を使用できる設備や各種精製装置を保有しており、まず研究室においてそれらの使用を見越した様々な可能性を検討します。
また、以下のような各種分析機器により信頼性の高い分析データを蓄積し、製法開発に活用しています。

主な保有機器
  • UPLC-MS
    (超高速液体クロマトグラフ‐質量分析計)
  • HPLC-MS/MS
    (高速液体クロマトグラフ‐タンデム質量分析計)
  • HPLC-PDA(フォトダイオードアレイ検出器)
  • HPLC-ELSD(蒸発光散乱検出器)
  • 分取用HPLC-UV/VIS/RI
    (紫外/可視/示差屈折率検出器)
  • GC-MS(ガスクロマトグラフ‐質量分析計)
  • 紫外可視分光光度計
  • 原子吸光光度計

パイロット試作

ラボでの検討をクリアした製品候補は、本製品として工場規模で量産を可能とするための中間スケールとして数kg~100kg原料処理規模にスケールアップし、パイロット試作を行います。研究開発部門と技術部門、製造部門が互いに連携してこの工程に取り組み、ノウハウを蓄積しながら量産化に向けた課題、すなわち実験室レベルでの理論と工場レベルとのギャップを埋めていきます。

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本生産

パイロットでの検討をクリアすると、いよいよ工場での本生産です。パイロットスケールから一回り大きい数百kg~数トン原料処理規模となるため、抽出、精製方法だけではなくその後の濃縮や乾燥工程において安定生産を妨げる新たな課題が発生することもしばしばです。ここでも研究開発部門、技術部門および製造部門が連携し、量産可能な製品へと仕上げていきます。

バルク製品

無事本生産が軌道に乗り製品として製造が可能な状態となると、有効成分の含量やその分析方法、微生物や残存溶媒の基準などを明文化し、常磐の品質基準を満たす抽出物(=バルク製品)として販売を開始します。

以上のようなラボ試作品・パイロット試作品・本生産の各段階で成分の分析や機能性の評価を繰り返し、より優れた製品を生み出す研究を進めていきます。また、それらの情報を分かりやすい製品資料としてまとめ上げ、営業活動に反映させます。

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機能性・安全評価

抽出物の持っている機能性や安全性を評価し、エビデンスとして製品の付加価値を高めるための作業です。ただ単なる「○○エキス」ではなく、特徴と信頼性のある抽出物、安全安心な製品をお届けするために、様々な評価を行っております。試験管内で行う基礎的な評価から、細胞を用いた評価、マウスなど動物を用いた機能性や安全性の試験、さらにはヒトモニターによる臨床評価まで、そのステージは多岐に渡ります。
弊社は動物や細胞を扱う設備を持ちませんが、様々な大学や研究機関とのネットワークを構築し、素材ごとに最適な相手と共同研究を展開しながらデータの蓄積を行っています。

共同研究実績のある研究機関(抜粋)
  • 東京医科歯科大学(寄附講座開設中)
  • 千葉大学
  • 産業技術総合研究所
  • 米国フロリダ大学
  • 倉敷成人病センター
  • かずさDNA研究所
  • 日本大学
  • 岐阜薬科大学
  • 岩手医科大学
  • 理化学研究所
  • 千葉科学大学
  • 新潟薬科大学
  • 徳島大学
  • 京都薬科大学
  • 東京理科大学
  • 奈良県立医科大学

研究用試薬製品

これまで弊社では様々な植物成分の単離精製を行い、多くの研究機関との共同研究材料として提供してきました。昨年より、これまでに蓄積してきた植物成分の精製技術を生かし、研究用試薬としての高純度化合物(標準品)の製造販売を開始しました。

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