環境への取り組み

環境経営を推進し、カーボンニュートラルの実現を目指しています。

当社では、太陽光発電やカーボンニュートラル都市ガス・電気の導入を積極的に行い、
カーボンニュートラルの実現を目指しています。
未来の地球を守るため、自分たちにできることは何かと考え、日々行動しています。

tokiwa 環境経営方針

2025年4月1日   

株式会社常磐植物化学研究所   

代表取締役社長 立﨑 仁   

1.基本理念

 植物のちからを引き出し、新たな価値を創造し、人々の健康的な暮らしと社会の発展に貢献します。

 植物資源の調達から、植物化学研究、製品化まで、環境、社会への影響を重視し、

 持続可能な開発を目指します。また、薬用植物の栽培と教育を通じて、植物への感謝を示し、人と植物の明るい未来づくりに貢献します。

2.環境方針

 私たちは環境問題、SDGs(持続可能な開発目標)を重視し、以下の方針を遵守します。
 また、「佐倉市ゼロカーボンシティ宣言」を支持し、2030 年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指します。

① 環境経営体制の強化

   環境改善を継続的かつ発展的に行っていく為の経営管理サイクルを強化します。

第三者機関による分析・評価の結果を真摯に受け止め、目標の見直しと改善を継続します。

② カーボンニュートラルを目標に、省エネルギーおよびCO2排出量削減の推進

     エネルギー効率を高め、環境にやさしい事業活動に取り組みます。

③ 循環経済(Circular Economy)に向けた4R(Rethink、Reduce、Reuse、Recycle)の推進

 廃水、廃棄物及び食品廃棄物の低減、化学物質使用量削減、有効資源の再使用、紙、ダンボール、金属及び再資源化を積極的に行います。グリーン購入の推進に努め、食品製造工程の改善により、原材料ロスを削減します。

④ 環境関連法規の遵守

     環境法規を遵守し、国や地方の行政方針に従います。

⑤ 環境方針の周知と教育の推進

   地球環境と共栄していくため、社員一人一人の環境保全の意識を高めます。

     また、薬用植物の栽培と教育を推進し、薬用植物の保全に貢献します。

⑥ 地域の人々との共生

   地域社会の一員として、地域の人々の安全と環境保全に努めます。

エコアクション21(EA21)

 当社は、環境経営を実践するために、「エコアクション21認証登録制度」に登録し、自らの環境への取り組みを推進しています。 
 「エコアクション21」とは、環境省が策定した日本独自の環境マネジメントシステムです。あらゆる事業者が環境への取り組みを効果的・効率的に行うことを目的に、環境に取り組む仕組みを作り、活動し、継続的に改善し、その結果を社会に公表するための方法について、環境省がガイドラインを策定しています。エコアクション21ガイドラインに基づき、取り組みを行う事業者を審査し、認証・登録する制度が「エコアクション21認証・登録制度」です。
 当社は2009年から継続してエコアクション21認証を取得しています。

再エネ100宣言 RE Actionへの参加

 「再エネ100宣言 RE Action」とは、企業、自治体、教育機関、医療機関等の電力需要家が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示すことで市場や政策を動かし、社会全体の再エネ利用100%を促進する枠組みです。


 当社は2025年から再エネ100宣言 RE Actionの参加団体に加わりました。

 

【株式会社常磐植物化学研究所の再エネ100%達成に向けた具体的な計画や意気込み】
2030 年までに使用電力の100%再生可能エネルギー化(カーボンニュートラル)を目標に活動します。自社取組と地域とのコラボレーションを通して脱炭素化を積極的に推進します。佐倉市ゼロカーボンシテイ宣言を支持し、地域社会の支えとなる会社を目指します。

環境に対する具体的な取り組み

カーボンオフセット都市ガスの導入

 当社の工場で使用する蒸気(ガス)は全量、カーボンオフセット都市ガス※由来のものを使用しており、tokiwaはカーボンオフセット都市ガスバイヤーズアライアンスに加盟しています。カーボンオフセット都市ガスの導入効果により、蒸気(ガス)の使用によるCO2排出量は実質ゼロとなり、2013年度比で41%のCO2削減が見込まれます(2023年度)。
 カーボンオフセット都市ガスおよびバイヤーズアライアンスについての詳細は、こちらのサイトよりご覧ください

※カーボンオフセット都市ガスは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、新興国等における環境保全プロジェクトにより創出されたCO2 クレジットで相殺すること(カーボン・オフセット)により、地球規模では、この天然ガスを使用してもCO2 が発生しないとみなされるLNG を活用した都市ガスです。

太陽光発電・カーボンニュートラル電気の導入

 当社の工場の屋根には太陽光パネルを設置しており、工場全体の約20%の電力を賄っています。
 また、残りの電力を賄うための供給電力もカーボンニュートラル由来のものに全量切り替えました。これらにより、電気の使用によるCO2排出量は実質ゼロとなり、2013年度比で38%のCO2削減へとつながりました(2023年度)。

これまでの取り組みおよび上記カーボンオフセット都市ガス・電気、
太陽光発電の導入により、
2023年度にはCO2排出量99%削減を達成しました!(Scope1,2)

抽出残渣の有効活用

 植物からエキスを製造する際、搾りかす(抽出残渣)が発生します。そのままでは廃棄物になってしまいますが、当社では廃棄物削減のため、抽出残渣の有効活用を進めています。
例)・農業用の堆肥
  ・紙の原料に配合(資源として活用)
  ・抽出残渣を菌床にしたきのこ栽培  等々

排水処理施設

 工場での水資源の無駄づかいをなくすための改善を積み重ねるとともに、使用後の排水をきれいにして自然に還すために水質保全に取り組んでいます。
 工場に併設されている排水処理設備においては、「活性汚泥処理法」を採用しています。
 微生物が排水の汚れである栄養成分を食べることにより、汚れを取り除いています。

有機溶剤(エタノール)の再利用

 抽出残渣に残っている抽出溶媒(有機溶媒)を乾燥工程で回収し、その回収した溶媒を再精製することで、再利用できる状態にしています。

 これにより、化学物質の使用量抑制や、廃棄物における環境負荷の低減につながります。

砂漠の緑地化に向けた共同研究

 ウズベキスタンのカラカルパキスタン農業大学、ソメイヤッコ研究所 染井正徳 社長、tokiwaの3機関で、砂漠の緑地化に向けた共同研究を行っています。
 現地において薬用植物の新しい栽培技術の導入試験を行うなど、今後も様々な研究を進めていく予定です。

共同研究契約締結の様子