常磐植物化学研究所では、2020年4月より代表取締役社長のもとに「サスティナビリティ統括室」を、
その傘下に「サスティナビリティ推進委員会」設立しました。
「サスティナビリティ統括室」は方針の決定を、「サスティナビリティ推進委員会」は仕組みづくりや活動の進捗管理を担っており、
全従業員がサスティナビリティ活動を実施する体制を整備しています。
tokiwaで製造している医薬品原薬、化粧品原料、食品原料は、医薬品、医薬部外品、化粧品、機能性表示食品、健康食品など、人々の健康に寄与する様々な商品に配合されています。tokiwaの名前が消費者の皆様の目や耳に入ることはないかもしれませんが、tokiwa製品は陰ながら、人々の健康に貢献しています。
工場の屋根に、太陽光パネルの設置を進めています。発電した電気を工場での製品製造に活用し、発電時に発生するCO2の削減につながります。現在全体の4割の工場の屋根に設置しており、工場で使用される電力の約10%を供給しています。
植物資源を無駄なく使用し、廃棄するものを少なくすることにより、環境への負荷を軽減します。植物エキスの製造後に排出される搾りかす、及び排水処理場の余剰汚泥を肥料へリサイクルするなどの取り組みを行っています。リサイクルされた肥料は作物の栽培に利用され、新たな植物資源を生み出しています。
工場での水資源の無駄づかいをなくすための改善を積み重ねるとともに、使用後の排水をきれいにして自然に還すために水質保全に取り組んでいます。工場に併設されている排水処理設備においては、「活性汚泥処理法」を採用しています。微生物が排水の汚れである栄養成分を食べることにより、汚れを取り除いています。
抽出残渣に残っている抽出溶媒(有機溶媒)を乾燥工程で回収し、その回収した溶媒を再精製することで、再利用できる状態にしています。
これにより、化学物質の使用量抑制や、廃棄物における環境負荷の低減につながります。